
おなかの虫は、犬や猫だけでなく人にも感染し、さまざまな病害を起こします。愛犬・愛猫、そして飼い主さん自身の健康のために、おなかの虫の種類や生態について理解しましょう。
おなかの虫は、「内部寄生虫」または「腸内寄生虫」とも呼ぶように、動物の腸内(主に消化管)に寄生する虫のことをいいます。主なものに、回虫(かいちゅう)・鉤虫(こうちゅう)・鞭虫(べんちゅう)・瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)などがいます。ただし、おなかの虫は、ノミなどの外部寄生虫と違って目に見えず症状が出にくいため、どうしても感染を見過ごしてしまいがち。そのため感染したペットが糞便と一緒に虫の卵を排出し、飼い主さんも知らない間に、飼育環境を汚染してしまうことがあります。
おなかの虫は種類によって、大きさはもちろん、感染経路も異なります。以下に、犬・猫に寄生する代表的なおなかの虫をご紹介します。
回虫大きさ:犬回虫18cm以下
猫回虫10cm以下
鉤虫大きさ:犬鉤虫2cm以下
猫鉤虫1.5cm以下
鞭虫大きさ:7cm以下
瓜実条虫大きさ:50cm以下
マンソン裂頭条虫大きさ:最大1~2m
多包条虫(エキノコックス)大きさ:0.2~0.5cm
猫条虫大きさ:最大60cm