
マダニは種類によって、体の大きさや体型、生息環境が異なり、その生態や媒介する病原体もさまざまです。各マダニの種類を画像や動画でご紹介します。
マダニは初夏から秋にかけて盛んに活動しますが、日本は地域によって温度差が大きいため、各地の環境条件に適応したマダニが日本全国に分布しています。
ヤマトマダニIxodes ovatus
クリイロコイタマダニRhipicephalus sanguineus
フタトゲチマダニHaemaphysalis longicornis
ツリガネチマダニHaemaphysalis campanulata
シュルツェマダニIxodes persulcatus
キチマダニHaemaphysalis flava

「マダニってどんな虫?その生態、生涯について」ページでもご紹介したとおり、マダニは成長段階によって見た目やサイズが違います。また、吸血前・後でもサイズが異なり、吸血後は写真のように体が大きく膨張し、100倍以上の体重になります。
フタトゲチマダニの成長による姿・サイズの違い
写真(右下)提供/サエキベテリナリィ・サイエンス 佐伯英治 先生
マダニは、幼ダニ・若ダニは発育のため、成ダニは産卵のために吸血します。動物の血液はマダニにとって唯一の栄養源です。1匹のメスの成ダニが飽血状態(最大限に吸血した状態)になると、犬は最大5mlの血液を失うことになります。
マダニは、睡液に含まれる酵素で皮膚を溶かしながら、鋏角(きょうかく)と呼ばれる針状の構造物で皮膚を切開し、口下片(こうかへん)と呼ばれる突起物 (針状の歯を持つ)を差し込んで吸血します。口下片の鉤状の歯と鋏角により、マダニが皮膚状に固定され、吸血時に唾液とともに分泌されるセメント様物質 が、マダニを皮膚により強く固定します。
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