

病気は、早期発見・早期治療が何より大切です。ペットの体に異変があればいち早く気づき、適切に対処してあげるのは、いつも一緒に生活する飼い主さんの大事なつとめ。そのためにはまず、ボディチェックを通じて日頃からペットの健康状態を把握し、変化がないか観察するようにしましょう。
ペットのボディチェックを行うことで、次のようなメリットが得られます。
ペットのボディチェックは、日々継続することでさまざまなメリットが得られます。なかでも一番のメリットは、チェックを通じてペットの健康時の状態を把握できるため、小さな変化や病気のサインに気づきやすくなることです。また、健康な状態と病気が見つかった後の状態を獣医師にくわしく説明できるため、正確な診断にもつながります。さらに、ボディチェックはペットと飼い主さんのスキンシップやコミュニケーションとしても効果的です。できれば、子犬・子猫の頃からボディチェックの習慣をつけ、触られることに慣れさせるようにしましょう。
ペットのボディチェックは、体の部分によってチェックすべきポイントが異なります。それぞれ次のような内容がポイントとなります。愛犬・愛猫のボディチェックにぜひ活用してください。

まず、目やにがないかチェックしましょう。目やにが多いときは、角膜炎や結膜炎といった目の病気の可能性があります。また、眼が充血していないか、眼が白く濁っていないかなどもチェックしてください。
目やにが付いている場合は湿らせたガーゼなどで軽く拭き取ってあげましょう。

耳の中に黒い耳垢や嫌なニオイ、耳だれなどがないかチェックしましょう。これらの症状が見られるときは、耳ダニが寄生している可能性や細菌感染による外耳炎が疑われます。
ダックスなどの耳が垂れた犬種は、耳をめくってこまめにチェックしましょう。

鼻の先が乾いていないか、鼻血や鼻汁が出ていないかチェックしましょう。鼻汁がたくさん出る場合は、ウイルス性の呼吸器感染症にかかっている可能性があります。

口のなかが赤く腫れていないか、出血を起こしていないか、よだれが多くないか、口臭がしないかチェックしましょう。そうした症状がある場合は、口内炎や歯周病の可能性があります。
歯みがきの習慣をつけましょう。若い頃から習慣にすれば、口を開けることを嫌がらなくなります。

手やブラシで被毛・体表を触りながら、皮膚炎や脱毛はないか、ノミ・マダニなどの寄生虫がいないかチェックしましょう。また、体全体を触り、しこりがないかチェックするのも大切です。メスで乳腺にしこりがある場合は、乳がんの可能性があります。
ブラッシングは被毛を清潔に保つだけでなくスキンシップにもなり、“一石二鳥”です。

歩行や座り方がおかしい様子や段差の昇り降りが苦手な様子が見られたら、ペットの足腰を触れてチェックしましょう。もしも痛がるようなしぐさをした場合は、関節炎や椎間板ヘルニアなどの可能性があります。
足をつかんでストレッチのように引っ張ったり、揉んだりしてチェックします。

ふだんの食事の量や飲む水の量、トイレの回数、お散歩で歩くペース、体重などは、ペットが病気になったときに変化が見られやすいところです。健康なときの様子を把握しておきましょう。
どんな病気も、悪化を食い止め、治療をスムーズに行うためには、早期発見・早期治療が大切です。ペットのボディチェックで何かしらの異変に気づいた場合は、なるべく早めに動物病院へ行くようにしましょう。